なぜ筋膜が癒着すると血流が悪くなるのか
なぜマッサージでは不十分なのか
肩こりや腰痛、冷え、だるさなどの不調の背景には、「血流の悪さ」が関係していることが多くあります。
その血流低下の大きな原因の一つが、筋膜の癒着です。
今回は、
・筋膜とは何か
・なぜ癒着すると血流が悪くなるのか
・なぜマッサージでは改善しにくいのか
について、分かりやすくご説明します。
筋膜とは何か
筋膜とは、筋肉を包み込み、全身を立体的につないでいる膜状の組織です。
筋肉同士、皮膚、血管、神経などをつなぎ、身体がスムーズに動くための重要な役割を担っています。
本来の筋膜は、水分を多く含み、よく滑る柔らかい状態です。
筋膜の癒着とは
長時間同じ姿勢が続く、運動不足、過度な負荷、冷え、ストレスなどが重なると、
筋膜の水分量が減少し、硬くなります。
すると、
・筋膜同士
・筋膜と筋肉
がくっついた状態、いわゆる筋膜の癒着が起こります。
この癒着により、筋肉の動きは制限され、身体の一部に常に負担がかかる状態になります。
筋膜が癒着すると血流が悪くなる理由
筋膜の癒着によって血流が悪くなる理由は、主に次の3つです。
① 血管が物理的に圧迫される
血管は筋肉や筋膜の間を走っています。
筋膜が硬く縮むことで、特に細い血管や静脈、リンパ管が圧迫され、血液やリンパの流れが滞ります。
② 筋肉のポンプ作用が低下する
筋肉は伸び縮みすることで、血液を心臓へ押し戻すポンプの役割を果たしています。
しかし、筋膜の癒着によって筋肉の動きが悪くなると、このポンプ作用が十分に働かなくなります。
③ 自律神経の影響
筋膜には多くの神経が存在しています。
癒着による慢性的な刺激は交感神経を優位にし、血管を収縮させるため、さらに血流が低下します。
なぜマッサージでは癒着は取れないのか
一般的なマッサージは、筋肉を押したりほぐしたりする施術です。
一時的に楽になったように感じることはありますが、筋膜の深い層で起きている癒着を改善するには力の方向が合っていません。
外から押す刺激だけでは、
・皮膚
・筋膜
・筋肉
が重なったままで、癒着した筋膜同士を引き離すことは難しいのが現実です。
そのため、根本的な改善にはつながりにくく、症状が戻ってしまうケースも少なくありません。
筋膜の癒着を改善するために必要なこと
筋膜の癒着を改善するためには、
皮膚と筋膜を持ち上げ、物理的に引き離す刺激が必要です。
その点で、吸引によって筋膜を直接持ち上げ、滑走を回復させるメディセルは、
筋膜の癒着に対して非常に有効なアプローチと言えます。
血流を妨げている原因そのものにアプローチすることで、
冷え、こり、痛み、回復力の低下といった不調の改善が期待できます。
まとめ
筋膜の癒着は、マッサージだけでは改善が難しい状態です。
根本的な改善には、押すのではなく「引き離す」アプローチが必要になります。
筋膜の動きを取り戻し、血流を正常に近づけることが、身体を本来の状態へ戻す近道です。